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​会員の声

金剛会空手歴 10年 山本耕平(36歳)

―武道の経歴を教えてください。

「私は武道歴は長い人間です。高校で剣道部に入ってから、武道歴は通算約20年にもなってしまいました。歴だけ数えればもっと強くなっていてもおかしくはないんですが(苦笑)金剛会の前身となる頃から数えると、もう約10年も空手を稽古しています。

 もともと私は高校の頃に剣道を3年間(二段)、大学生の頃から社会人にかけて5〜6年間に渡って護身術(対武器)を主に訓練しました。護身術ではインストラクターの資格もいただき、学生ながら国内外の指導にもアシスタントとして関わらせて頂けていました。そんな大学生の頃、こっそり練習試合で拳法家の先生に完敗した経験があります。当時は20歳そこそこで格闘技の経験も浅く、しかも礼を欠いており、懲らしめられるべく理由があって負けたのですが(また、実際はずいぶん手加減をしてくれていたと思います)、当時としては大変悔しかった。素拳・素足での戦いに自信を持てないでいたのが、空手を習いたいと思ったきっかけでした。

 その後社会人になり、仕事も残業続きで、だんだん稽古から足が遠のいていきました。以前は「強くなる」の一点で良かったのに、社会人になってからは武道を稽古するモチベーションが見いだせませんでした。」

―どうして武道に戻ったのですか?

「行きつ戻りつ、武道に気持ちが入ってきたのは、28〜29歳ごろです。仕事に夢中でしたが、30歳を目前に人生を考えました。学生時代に迷惑をかけ通しで謝らなきゃいけない先生の顔が思い浮かんだり、感謝の思いを伝えたい家族にお手紙を書いたりして、「人生一回きり。何をしようか?」と考えると「素手でも強くなりたい」なんて思ったのですよね。ありたい姿に対して裏切りたくないと素直に思いました。仲の良いアマチュアの市民ランナーの友人がいます。彼らはマラソン大会に出て、過去の自分とのタイムの戦いをしています。同じように、過去の自分よりも先に進むことが大切だと感じたのです。

 思い立ったら即行動。空手の稽古を重ね、他流派にもかかわらず、交流のある極真空手の試合にも出場させていただくことができました。初めてのフルコンタクトの試合は、本当に怖かったです。その試合では結果は出せませんでしたが、負けた経験を踏まえて稽古して、また試合に出てみたりと試行錯誤を重ね、数を重ねるごとに、「こんなに武道が好きだったのかな」と実感していきました。

・第31回北信越空手道選手権大会(2013年) 初戦敗退

・第33回北信越空手道選手権大会(2015年) 初戦敗退

・第14回オープントーナメント サムライ杯 春の陣 空手道選手権大会(2015年)4位

・第18回オープントーナメント サムライ杯 春の陣 空手道選手権大会(2019年)3位入賞

・第8回 世界総極真 福井県恐竜王国杯 一般男子(2019年) 3位入賞

以前よりも強くなれていること、より柔らかな自然体でいられること。稽古の結果、こうした実感を得られています。1週間に1回でも激しく、また緻密で濃密な稽古をすると、体も頭もパフォーマンスが上がり、先読み能力の精度も高まるようで、実生活にも活きてきます。

おかげで責任ある仕事でも全力疾走できています。」

―今後の目標は?

「コロナが落ち着いた頃には、また大会にもエントリーしたいと思っています。トーナメント優勝を目標に、精進を重ねます。」

―​稽古はどんな雰囲気ですか?

「ごく少人数制で、多くても4人でやっています。雰囲気は良く、稽古の中でわからないこともなんでも質問しやすいのが特徴です。気楽と真剣を行き来しながら、密度の高い稽古をしています。稽古の前後は、お互いに1週間のうちにあったことをテーマに雑談もよくしています。金融からアートまで色々と幅広くて面白いです。」

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―この文章を読んでいる方に一言お願いします。

「私たちの稽古は、柔らかくも強くもあり、実際に「当てる」稽古ですので、どちらかと言えば、格闘技や武道の経験者向けだと思います。自分のように学生時代に武道や格闘技を経験して30代になって再開したい人や、子供の頃に空手を習ってきていてまた再開したい方にも、ぜひまずは体験に来てみてほしいと思います。色々なタイプの方とスパーリングをできたら嬉しいです。

 未経験者の方は、クセも少ないのでむしろ空手を覚えるにはチャンスかもしれません。未経験の方が体験稽古にいらっしゃる日は、いきなりバチバチではなくて、そのように指導もアレンジされていますよ。もし興味があれば、ぜひ行動に移してください。お問い合わせを待っています。」

※年齢や人数は取材当時のものです。

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